「いきなりステーキ」NYでの成功の秘密を探る
KUNI’S CORPORATION
社長・槌山 隆氏

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お肉の本場・米国で、日本のステーキハウスが太刀打ちできるのか、立ち食いスタイルは米国人には受け入れられないのでは。様々な憶測が飛び交う中、見事これらの懸念事項をいい意味で裏切ってくれた「いきなりステーキ」のニューヨーク初進出。半年経った今なお、行列が絶えない同店の仕掛け人のひとり、槌山さんにお話を伺った。

「ニューヨーク進出には最初から何の不安も感じていませんでした。弊社代表の一瀬の『これはアメリカでうける!』という強い信念から始めたことですし、普通に我々のスタイルがアメリカでも受け入れられる、という前提で準備を進めていました。おかげさまで、特に週末にかけてのディナーの時間帯はまだ行列ができますね。ただ平均の滞在時間は30分程度と短いので、そんなに長い待ち時間にはならないかと思います」。

一号店をニューヨークに決めたのは、一瀬氏の憧れからだと言う。同業他社で最初に成功したBENIHANAのロッキー青木氏が最初にお店を構えたのもニューヨークであったことも、少なからず影響を与えた。

国は違えどメニューは日本と全く同じ。同じレシピと同じサービスをここ米国でも提供する。一番の人気メニューは「リブアイステーキ」。10.6オンス(300グラム)が27ドルで食べられる。一流のお肉をこの値段で食べられるお店を、ニューヨーク内で他に見つけるのは簡単ではない。また7月20日よりハイチェアを導入し、立ち食いエリアと共存する。

「待ち時間のことも考えると、中に入ってからもずっと立ちっぱなしはしんどいと感じる方もいるかと思います。少しゆっくりできるスペースも必要かと思い導入しました。けれど中にはあえて椅子をどかして立って食べるお客さんもいますよ。食べ慣れている方だと立っている方が食事が通りやすいんでしょうね」。

来年中にはニューヨークエリアに20店舗ができる計画だ。すでに新店舗の工事もいくつか進み、その勢いは止まらない。米国では超一流レストランや、逆にダイナー系の経済的レストランは数多く見かけるが、その中間層が手薄。そこにうまく入り込んだのが同店だ。競争相手が少ないため、展開が早く商売的にも面白い。同社のもうひとつの看板レストラン「ペッパーランチ」の米国進出も視野に入れたことがあったが、いきなり一本でいく方が勝算が高いと見込み、今では同店のみの全米展開を狙う。

「アメリカにはまだまだ100万人都市がたくさんありますからね。それらにどんどん進出していきたいと思っています。私はやるべきことを10年単位で考えており、まだスタートしたばかりなので課題が山のようにありますが、ひとつずつ克服し慌てずに進んでいっています。一瀬とも話しているんですが、ニューヨークが成功したら次は全米1000店舗達成を最終目標に掲げてるんですよ」。

行列を避けたい方、月曜~水曜のランチタイムにぜひ同店を訪れてほしい。

Ikinari Steak East Village
90 E. 10th St. New York, NY 10003
(on 10th St. between 3 & 4 Ave.)
Monday – Sunday, 11am – 11pm

http://ikinaristeakusa.com

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